<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>JAZZ SITE ジャズサイト FOOL STRUTTIN&apos;／Jazz Sommelier</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/atom.xml" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009-08-26:/sommelier//11</id>
    <updated>2009-11-11T01:47:00Z</updated>
    
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type Pro 4.21-ja</generator>

<entry>
    <title>Vol.2 谷川賢作 Page.1</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/11/vol2-page1.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.531</id>

    <published>2009-11-11T00:46:36Z</published>
    <updated>2009-11-11T01:47:00Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 谷川賢作    ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_05.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.2" />
            <h3>ソムリエ<br />
谷川賢作</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/11/vol2-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_01">
          <img src="/sommelier/img/image_02_01.jpg" />
          <div class="clear"></div>
          <h3>アンスクールに入学後、<br />
ディープパープルから一気にジャズへ。</h3>

<p><b><span>中野</span></b>　谷川さんがジャズを聴くキッカケはなんだったんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　高校の時はディープ・パープルのコピーバンドやってたんですよ。ものすごくハードコアなコピーバンドで、ギターとドラムスが少林寺拳法部の主将と副主将で。とにかく下手くそなんだけど、ガッツと体力だけはあるっていう。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　（笑）</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　で、僕はキーボード。小学校1年から6年まで母親に強制でピアノをやらされてたんですけど、自発的に音楽に関わったのがその頃です。で、高校卒業後はプー太郎になってぷらぷらしてたんですけど、やっぱり音楽やりたいなぁというのはあって。でも芸大の入試要綱をみたら、モーツァルトのソナタ何楽章を弾かなきゃいけないとか、もう全然やったことないものが出てきて（笑）。そんな時に友達からジャズの学校に行くのもひとつの手じゃないかって言われて、アンスクール・オブ・コンテンポラリー・ミュージックに。六本木の防衛庁の前にあったんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　その学校の存在自体、まったく知らなかった（笑）</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　今は幡ヶ谷にあるみたいなんですけど、そこのピアノ科は試験もないし、フリーパスでおいでおいでって感じで。それでまず1年の時は、ハードバッパーの先生で。ジャズはバップである、と。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　それは何年頃ですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　1978年とかでしょうね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　じゃあ、時代的にはすっかりバップが落ち着いて、フュージョン全盛の頃ですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　そうです、そうです。ただその先生は、まずフュージョン禁止ですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　禁止？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　勝手に家に帰って聴くのはいいけれど、絶対君らのためにならないから、やるな、聴くなと。<span class="highlight">ビル・エヴァンス</span>も厳禁。モダンなハーモニーと左右のコンビネーションっていうのが革新的なことをやってるから（笑）。なんとなく、<span class="highlight">リー・リトナー</span>とか<span class="highlight">ラリー・カールトン</span>とかを聴きながら、こういうのがジャズなんでしょ〜って感じで入ったのに、全部禁止令ですよ。いきなり（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　最盛期なのに（笑）。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　推奨されたのは、<span class="highlight">バド・パウエル</span>、<span class="highlight">ハンプトン・ホース</span>、<span class="highlight">ソニー・クラーク</span>、<span class="highlight">バリー・ハリス</span>。全員ごりごり系。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　なるほど（笑）。バップのベーシックなピアニストばかりですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　そうそう。だからピアノ科は地味なことやってんねってバカにされて。講師には<span class="highlight">板橋文夫</span>さんのような大物もいらしたんですけど、板橋クラスも最初はバップでした。とにかくまずバップをやるってことで、ソロピアノはだめ、初心者にはピアノトリオが基本だ、と叩きこまれて。それで次に学校の事務方の人が弾いているベースとドラムが入ってるカセットを売りつけられて（笑）それを再生しながらピアノを弾いてセッションするところから始まった。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　じゃあ、ジャズの初共演の相手はカセットテープなんですね？（笑）</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　はい。でも最初は全然好きじゃなかったんです。ジャズ理論の授業もあるんですけど、それまではディープ・パープルやってた人間なんではじめは全然判らなかった（笑）。でもやってくうちに、この人たちのやってる音楽の土台はこういうことなのかと判ってくると、だんだんジャズが好きになっていきました。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　僕はいまだにジャズの難しい理論は判ってません（笑）楽器がまったく出来ないから今いち把握し切れないところがある。コードやモードも理屈では理解してるんですけど、実際には判ってないと思う（笑）</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　いや～、でも実は深く掘り下げれば下げるほど判んなくなります。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　やっぱり判らないです？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　よく云われてるけど、『<span class="highlight">カインド・オブ・ブルー</span>』の「SO WHAT」、<span class="highlight">キャノンボール・アダレイ</span>は「今日はモードでやる」ってことが判ってないと思うんですよ。おかしいなあ、なんでDマイナーがこんなにずっと続くんだろう？みたいな（笑）</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_02.jpg" alt="『カインド・オブ・ブルー』マイルス・デイヴィス"  /><span>『カインド・オブ・ブルー』<br />
マイルス・デイヴィス</div>


<p><b><span>中野</span></b>　その後はどんな授業になっていくんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　2年生になると講師が<span class="highlight">佐藤允彦</span>さんになるんですよ。師匠が『<span class="highlight">オール・イン・オールアウト</span>』をリリースした頃。で、そこで一気に解禁になるんです。いきなりフリージャズからフュージョンからモードからすべてが襲いかかってくるわけですよ。</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_03.jpg" alt="『オール・イン・オールアウト』佐藤允彦"  /><span>『オール・イン・オールアウト』<br />
佐藤允彦</div>


<p><b><span>中野</span></b>　70年代後半というと、その辺がみんな出揃ってる頃ですもんね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　だからこそ、雑食系になっちゃったっていうかな。でもある一定期間我慢して、バップだけやってたってのは正解だと思うんですよね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　モダンジャズの歴史をたどっていくと、バップから始まってるわけだし、すべてはそこからの発展ですからね。ところで、いちばん最初に聴いたジャズのレコードって何だったんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　正確じゃないかもしれないんだけど、たぶん<span class="highlight">レッド・ガーランド</span>の『<span class="highlight">GROOVY</span>』辺りだと思いますね。あと<span class="highlight">ハンプトン・ホース</span>の『<span class="highlight">THE TRIO</span>』Vol.1〜3とか、<span class="highlight">ホレス・シルヴァー</span>の「<span class="highlight">Opus de Funk</span>」が入ってる『<span class="highlight">HORACE SILVER TRIO</span>』とか。</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_04.jpg" alt="『GROOVY』レッド・ガーランド"  /><span>『GROOVY』<br />
レッド・ガーランド</div>

<div class="clear"></div>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_05.jpg" alt="『THE TRIO』ハンプトン・ホース"  /><span>『THE TRIO』<br />
ハンプトン・ホース</div>

<div class="clear"></div>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_06.jpg" alt="『HORACE SILVER TRIO』ホレス・シルヴァー"  /><span>『HORACE SILVER TRIO』<br />
ホレス・シルヴァー</div>


          <!-- /div#sommelier_entry_01 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/11/vol2-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.2 谷川賢作 Page.2</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/11/vol2-page2.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.532</id>

    <published>2009-11-10T23:31:36Z</published>
    <updated>2009-11-11T16:33:29Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 谷川賢作    ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_05.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.3" />
            <h3>ソムリエ<br />
谷川賢作</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/11/vol2-page1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/11/vol2-page3.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_02">
          <img src="/sommelier/img/image_02_07.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_01">
		  <h4>キース・ジャレットは『ザ・ケルン・コンサート』<br />
だけだと思っているあなたに。<br />
『パリ・コンサート』キース・ジャレット</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_01 -->
		  </div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_08.jpg" alt="『パリ・コンサート』キース・ジャレット"  /><span>『パリ・コンサート』<br />
キース・ジャレット</div>

<p><b><span>中野</span></b>　じゃあ本題に入って、ジャズソムリエとしておすすめをお願いします。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　まずね、私はどうしても<span class="highlight">キース・ジャレット</span>に影響を受けているようです。たぶん友達にはなれないとは思うんだけど（笑）、やっぱり深く感銘を受けてしまう。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　僕も大好きです。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　世の中はキースといえば『<span class="highlight">ザ・ケルン・コンサート</span>』という風潮に反旗を翻したいんです。それでおすすめしたいのが『<span class="highlight">パリ・コンサート</span>』です。これ、たぶんセールス的には『ザ・ケルン・コンサート』の何十分の一くらいしか売れてないでしょうね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　そうですね。</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_09.jpg" alt="『ヨーロピアン・コンサート』キース・ジャレット"  /><span>『ケルン・コンサート』<br />
キース・ジャレット</div>


<p><b><span>谷川</span></b>　うんうん。これはバッハ的なパッセージから始まるんですけど、僕はこういう進行が好きで、それでそれが生き物のように変化していく。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　バッハ的というのはどういう展開のことを指すんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　半音進行のベースライン、それにともなう厳格な和声進行。バッハを聴いて弾いて研究して、その上のインプロビゼーション！これはキース・ジャレットを『ザ・ケルン・コンサート』だけだと思っている大多数の人に聴いてほしいですね。</p>


<p><b><span>谷川</span></b>　でも、本当にね、成長してます。ひとりのアーティストの進化、発展というのが如実に表れています。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは『ザ・ケルン・コンサート』よりもかなり後のソロですよね？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　『ザ・ケルン・コンサート』が78年で、これは88年だから10年後です。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　僕ももちろんこれ持ってるんですけど、あまり聴き込んでないんですよね。つい『ザ・ケルン・コンサート』とか『<span class="highlight">ヨーロピアン・コンサート</span>』とかあの辺を引っ張り出して聴いちゃうんですよ。</p>



<div id="sommelier_title_02">
		  <h4>カレーを食べた後に聴くジャズ<br />
『C dur』山口和与　宮野裕司<br />
『ノクターン』チャーリー・ヘイデン</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_02-->
		  </div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_11.jpg" alt="『C dur』山口和与　宮野裕司"  /><span>『C dur』<br />
山口和与　宮野裕司</div>

<div class="clear"></div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_12.jpg" alt="『ノクターン』チャーリー・ヘイデン"  /><span>『ノクターン』<br />
チャーリー・ヘイデン</div>


<p><b><span>谷川</span></b>　『<span class="highlight">C dur</span>』はあまりにも入手困難なんでどうかなと思ったんですけど、惚れ込んでます。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　初めて見ます、このアルバム。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　これは<span class="highlight">山口和与</span>さんと<span class="highlight">宮野裕司</span>さんの作品で。『C dur』って調性のCメジャーのことなんですけど。とにかく二人で素朴な会話をしている。しかも饒舌にならない。一人がぼそっ。すると相手がまたぼそっ。男の会話だなあ。すばらしい。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ベースとサックスのデュオって珍しいですよね？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　珍しいです。これはね、カレーを食べ終わったあとにはこれでしょ！っていう（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　涼しい感じですね（笑）。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　そうそう。カレーを食べたあとに、<span class="highlight">ジョン・コルトレーン</span>なんて聴いちゃったら、汗がドーンと出そうだけど。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは汗が引いていく感じ。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　あとね、これ大好きなんです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">チャーリー・ヘイデン</span>の『<span class="highlight">ノクターン</span>』ですか。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　これは<span class="highlight">ゴンサロ・ルバルカバ</span>が参加してるんですよ。ゴンサロはあまりにバカテクで弾きまくり男なので、もう聴くのをやめようと思ったんですけど、これを聴いた瞬間ノックアウトされました。ものすごく美しいですこのピアノ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　このアルバムも聴いてないので早速探します（笑）。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　ラテン・バラードが主体なんですけどね。このバイオリンが素晴らしいんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　（クレジットを見て）<span class="highlight">フェデリコ・ブリトス・ルイス</span>？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　全然知らない人なんですけど。これもカレーの後、いけるんじゃないかな（笑）。夜に縁側でっていうのも合うと思います。</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_02 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/11/vol2-page1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/11/vol2-page3.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.2 谷川賢作 Page.3</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/11/vol2-page3.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.533</id>

    <published>2009-11-10T22:49:27Z</published>
    <updated>2009-11-11T01:57:35Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 谷川賢作    ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_05.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.3" />
            <h3>ソムリエ<br />
谷川賢作</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/11/vol2-page2.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_03">
          <img src="/sommelier/img/image_02_19.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_03">
		  <h4>朝、目覚めの活力の2枚<br />
『Tiki』リチャード・ボナ<br />
『Alone / But Never Alone』ラリー・カールトン</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_03-->
		  </div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_13.jpg" alt="『Tiki』リチャード・ボナ"  /><span>『Tiki』<br />
リチャード・ボナ</div>

<div class="clear"></div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_14.jpg" alt="『Alone / But Never Alone』ラリー・カールトン"  /><span>『Alone / But Never Alone』<br />
ラリー・カールトン</div>

<p><b><span>谷川</span></b>　<span class="highlight">ボナ</span>の『<span class="highlight">Tiki</span>』は聴くと元気になります。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　『Tiki』は僕も愛聴盤の１枚です。去年のブルーノート東京でのライブは最高でしたね。アンコールのひとり多重アカペラに感動しました。歌いながらその場で何度も録音を繰り返してコーラスを作っていって。そのコーラスをバックに最後は歌いあげるという。その間、一度も途切れることなかった。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　僕も行きましたけど、あれは鳥肌立ちましたね。間違いなく、僕のブルーノート体験の中でベスト3に入りますね。ボナは聴きやすいように感じられるけど、やっぱりピシーッと背骨がまっすぐでもの凄い音楽。サイドをかためてる奴らもすご腕ぞろい！</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは入りやすいですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　6曲目の「<span class="highlight">オ・セン・セン・セン</span>」が好きです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これ、僕も大好きな一曲ですね。　</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　これは、聴けばとにかく元気になるってのがキーワードかな。一時期ベッドの傍のラジカセに『Tiki』と<span class="highlight">ラリー・カールトン</span>の『<span class="highlight">Alone/ But Never Alone</span>』しか入れてなくて、朝起きた時に必ずかけてて。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　朝起きた時に、眠気覚まし用に聴くみたいな？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　ボナは朝起きてのコーヒー。とにかくアドレナリンを沸騰させる。ラリー・カールトンが目覚まし代わりですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ラリー・カールトンも朝っぽいですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　とにかく朝これを聴いて、よし頑張るぞーみたいな（笑）。このカールトンのエコー感が不自然だったりするんだけどね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　86年リリースか。関係ないですけど、80年代って無駄にエコー効かせてるものが多いですよね（笑）。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　そうそう。不思議なエコー（笑）。</p>


<img src="/sommelier/img/image_02_20.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_04">
		  <h4>ピアニストで選ぶ、家路に聴くならこの一枚<br />
『LARGO』ブラッド・メルドー・トリオ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_04-->
		  </div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_15.jpg" alt="『LARGO』ブラッド・メルドー・トリオ"  /><span>『LARGO』<br />
ブラッド・メルドー・トリオ</div>


<p><b><span>谷川</span></b>　やっぱり僕はピアノ弾きだからピアニストを選びたい。ジャズピアノとはこれじゃ！っていうのをね（笑）。<span class="highlight">ブラッド・メルドー</span>にするか<span class="highlight">リチャード・ティー</span>にするかで迷うな。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　メルドーはアルバムが出ると必ず買っちゃうピアニストの一人ですね。でもリチャード・ティーとはまったくタイプが違いますよね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　リチャード・ティーは学生時代のバップ以外の音楽を禁止されてる時代に<span class="highlight">Stuff</span>を観に行ったんですけど、この「<span class="highlight">Ａ列車で行こう</span>」をドラムのスティーブ・ガッドとデュオでやったですよ。鳥肌立ちました。（と、リチャード・ティーの『<span class="highlight">STROKIN'</span>』収録「Ａ列車で行こう」をかける）</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_16.jpg" alt="『STROKIN'』リチャード・ティー"  /><span>『STROKIN'』<br />
リチャード・ティー</div>


<p><b><span>中野</span></b>　これも初めて聴きました。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　昔の教会音楽のような音で。最初ピアノだけのカデンツァ部分が長いんですけど、ガッドが入ってきてからのリチャード・ティーの左手のこのグルーブ感。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　きれいな音。好きな音ですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　教会で弾いてた人だからかな。あ、ドラム入ってきた。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　こういうのを聴くと、もう指の動きが見えてくるんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　見たいです映像。これはね、左手がすごすぎて判んないですよ。シンコペーションのタイミングが、なんでこんなに巧く右左のコンビネーションとれてるんだろう。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　すごいな、その聴き方（笑）。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　うーん。リチャード・ティーより、やっぱりメルドーだな。で、今度はどのアルバムにするかは迷うところで（笑）。どれがきても文句なしだから。（とCDを物色し始める）</p>

<p><b><span>中野</span></b>　（<span class="highlight">デューク・エリントン</span>の『<span class="highlight">MONEY JUNGLE</span>』を手に取って）このアルバムも好きなアルバムとして挙げる人も多いですよね。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_17.jpg" alt="『MONEY JUNGLE』デューク・エリントン"  /><span>『MONEY JUNGLE』<br />
デューク・エリントン</div>

<p><b><span>谷川</span></b>　でも意外なことにマイルス・デイヴィスがミスマッチだってけなしてるんですよ（笑）。この本読みました？</p>

<div class="sommelier_excerpt">
何と言えばいいんだよ？バカバカしい。こんなに音楽をXXXXするとはね。ミスマッチだ。お互いを全然助け合っていない。マックスとミンガスはふたりでなら演奏できるベースの鬼とドラムの鬼だからな。どころがデュークはこのふたりとは一緒には演奏できないし、ふたりもデュークとはできない。<br />
<br />
「マイルス・デイヴィス・リーダー　ダウンビート誌に残された全記録」フランク・アルカイヤー＝編／上西園誠＝訳より抜粋
</div>

<p><b><span>中野</span></b>　ああ、でもこれ判るなぁ。自己主張の強いふたりなんですよね、ベースとドラムが。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　そうそう。でもそのせめぎ合いがすごいですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　コレは必聴名盤です。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　もちろん。これは文句なしの名盤ですよ。まあ、話はメルドーに戻って。やっぱりドラムが代わってからがいいかな。<span class="highlight">ホルヘ・ロッシー</span>も好きだったけど。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　メルドーはドラムが<span class="highlight">ジェフ・バラード</span>になってからの方が僕は好きですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　その前のホルヘ・ロッシーも悪くないけど、ちょっとバタバタしてた感じが否めないですよね（笑）。ジェフ・バラードになってからの『<span class="highlight">Day is Done</span>』がイチオシ。</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_02_18.jpg" alt="『Day is Done』ブラッド・メルドー"  /><span>『Day is Done』<br />
ブラッド・メルドー</div>


<p><b><span>中野</span></b>　そう！これはホント名盤です！ピアノトリオでこんなに興奮させられる作品もそう多くはないですよ。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　1曲目が<span class="highlight">レディオヘッド</span>の「<span class="highlight">Knives Out</span>」で、この曲選びも素晴らしいじゃないですか。<span class="highlight">ポール・サイモン</span>の「<span class="highlight">恋人と別れる50の方法</span>」もやってるけど、原曲って聴いたことある？僕、原曲のドラミングが大好きなんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　スティーブ・ガッドですよね。ポール・サイモンってジャズ・ミュージシャンをよく使ってるんですか？</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　スタッフの連中が好きですね。だからリチャード・ティーもいるし。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ガッドのドラムってスイングしてないっていうようなことを言う人もいますね。僕はそうは思わないんだけど。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　判る。僕のAN時代もまねするなって。あのガットの４ビート。ハイハット1拍ずつ踏む４ビートはダメ！って（笑）。でも、真似したくてね（笑）。このスネアのツゥルツツッっていう。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　そういう聴き方って面白いなぁ。全然観点が違う。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　いやいや。また話が脱線しちゃったけど、メルドーですよ。『<span class="highlight">Largo</span>』にします！<span class="highlight">ジョン・ブライオン</span>のオーバープロデュースで、ここまでプロデュースされたメルドーは、コレ1枚だけだと思うんだけど。ピアノの音色まで人工的にいじってる。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ちょい実験的な試みがされた作品ですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　僕はちょっとこういう情感のあるものが好きなんだな、きっと。ドライブするときは常にCDかかってますが、コレは僕にとっては安全運転な、家路につくBGMなんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　なるほど。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　今日1日楽しくて、その楽しかったことに後ろ髪をひかれるんだけど、家帰って風呂入ってビール1杯っていうのもいいなーって（笑）。しかも渋滞してないっていう。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　いいですね。家路についたらこの一枚。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　これはかなり実験的要素が濃いアルバムですが、安全運転のお供にどうぞ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　いや～、メルドーはいいですよ。どのアルバムもいいです。それにしても今日はミュージシャン的な聴き方の話が聞けて面白かったですね。</p>

<p><b><span>谷川</span></b>　いやあ、かなりマニアックな（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　いやいや、今まで対談してきた人ってリスナー側の人だから、ミュージシャンの観点での話は面白いです。今日はありがとうございました。</p>

<br />
<br />


<p><b><span>▼谷川賢作プロフィール</span></b><br />
1960年東京生まれ。 作・編曲家。ピアニスト。<br />
ジャズピアノを佐藤允彦に師事。演奏家として、現代詩をうたうバンド 「DiVa」ハーモニカ奏者続木力とのユニット「パリャーソ」、また父である詩人の谷川俊太郎と朗読と音楽のコンサートを 全国各地で開催。80年代半ばより作・編曲の仕事をはじめ、映画「四十七人の刺客」「竜馬の妻とその夫と愛人」NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲等。<br />
演奏会などのスケジュールは公式HP　<a href="http://tanikawakensaku.com/" title="http://tanikawakensaku.com/" target="_blank">http://tanikawakensaku.com/</a></p>

          <!-- /div#sommelier_entry_03 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/11/vol2-page2.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 前編 Page.1</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.441</id>

    <published>2009-08-26T03:50:09Z</published>
    <updated>2009-08-26T06:30:18Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 前編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_02.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
前編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-1.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_01">
          <img src="/sommelier/img/image_01_01.jpg" />
          <div class="clear"></div>
          <h3>ジャズを聴くキッカケになったのは<br />
ラジオでたまたま流れてきたマイルス・デイヴィス。</h3>

<p><b><span>中野</span></b>　ジャズを聴いてみたいけどどっから入ったらいいか判らない人も多いみたいで、じゃあ気軽に気分を入り口にしてジャズアルバムを紹介出来ないかなと思って。で、その第一回目のソムリエを師匠にということで。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ありがとうございます。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　番組では何度もご一緒してるんですが、僕は裏方なので直接はお会いしたことはないんですけど、前々から一度、師匠とジャズの話がしたいなと思ってました。師匠がジャズを聴き始めたきっかけの1枚というと何ですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　<span class="highlight">マイルス・デイヴィス</span>の<span class="highlight">『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』</span>です。僕は中学生の時にブラスバンド部でユーフォニウムを吹いてたんですが、金管楽器の花形というとやっぱりトランペッットじゃないですか。それで、クラブ活動のあとなんか先輩のいない間にトランペットをちょっといじってたんですね。また、その頃はラジカセブームでエアチェックというのをやってて。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　やりました（笑）。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_02.jpg" alt="『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』マイルス・デイヴィス"  /><span>『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』<br />
マイルス・デイヴィス</span></div>


<p><b><span>林家</span></b>　やりましたよね。それで、FM東京で青木誠さんの「ゴールデン・ライブステージ」という番組があって、いろんな海外アーティストのライブをやってたんですよ。で、僕はスージー・クアトロの厚生年金のライブをエアチェックしようと思ったのに、間違って裏番組の本多俊夫さんの番組を録音してしまったんです。たまたまですよ。その時に流れてたマイルスが、実にいいんですよ。渋いんですよ。うちの親父の芸風ではないんですね。初代林家三平の芸風ではない（笑）。その頃はジャズを知らないので、トランペットの音というのはニニ・ロッソのような明るくて楽しいものだと思ってたのが、マイルスのは渋いぞ、と。三遊亭円生の落語だな。しかも三遊亭円生の文七元結だよなぁって。うん、渋くてかっこよかったんですね。それでちょっと悪い感じもあったから、もしかしたらこれは談志師匠のらくだにも聞こえるなぁっていうような感じがしたわけですよ。すごく大人のものっていう背伸び感と、悪かっこいいっていうのが、素敵でおしゃれで。その当時は、友達とはキャンディーズやピンクレディの話をしつつ、ロック好きな仲間とはツェッペリンだのピンクフロイドとかの話をして。でも俺は本当はマイルスが好きだ、と。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　偶然とはいえ、ジャズに入る1枚としては王道なアルバムですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうですね。で、根が凝り性なので、ひとりのアーティストが気になると、リーダーアルバムじゃないけどこのセッションにも入ってるなっていうのをずっと広げていって、どんどん中古盤巡りでレコードを集め始めたんですね。もうひとつ、根がひねてる方なんでみんなが知ってる大スターがあんまり好きじゃないのですよ。狙いとしては、ドリフターズだったら荒井注みたいな感じですか（笑）。だからコルトレーンよりは<span class="highlight">ティナ・ブルックス</span>の方がいいし、マイルスよりは<span class="highlight">ブルー・ミッチェル</span>が良かったりとか。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　渋好みですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。B級といわれるようなね。その頃は上野に「いとう」っていうジャズ喫茶があって、通ってたりとか。数寄屋橋に「ハンター」っていう中古レコード屋があって、そこでえさ箱をつつく。要するにレコードを探してる様子がえさ箱をつつているように見えるんで。あとはチェック本ですね。僕は宝島社の本をチェック本にしてて、手に入れたものをチェックしていってました。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　初期の頃ってだいたいやりますよね。僕も油井正一さんの本を教科書代わりにしていて、載っている作品は全部聴こうとチェックしてましたね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　でね、前座の修行が終わるとちょっと時間ができて昔の新宿PIT INNにライブを聴きに行ったりとか、その頃はけっこうジャズ喫茶が多かったんでジャズ喫茶に行ってたりとか。そのうちに誘われてスイングジャーナルとかジャズ批評に本名で書かせてもらったりしてね。その度に四谷「いーぐる」の後藤さんのところに見て頂けますかって持っていって。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　僕も「いーぐる」にはよく行ってたんですよ。放送作家なりたての頃は文化放送の仕事が多かったんで、よく「いーぐる」で台本書いたりしてました。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　じゃあお会いしてるかもしれない。僕も「いーぐる」が多かったですから。硬派なジャズ喫茶だとね、落語の稽古もやりやすいんですよ。僕がいちばん通ってた「いとう」という店なんかも噺家さんがよく来てたんですね。そんなに大きな声でさらう訳ではないので、いい稽古になるんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　（スピーカーの）音量が大きい方がいいんですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。だから前の席で首を左右に振ってる人がいるなぁと思うと小三治師匠だったりとかね（笑）。だから噺家でジャズ喫茶好きって意外と多いですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　岩手の「ベイシー」には行かれたことあります？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　あります、あります。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　あそこは爆音ですよね。あんなに大きな音を鳴らすジャズ喫茶は他にはないんじゃないかなぁ。あんな大音量なのに、音が割れることなくちゃんと鳴っててびっくりしました。</p>

<img src="/sommelier/img/image_01_03.jpg"  />

<img src="/sommelier/img/image_01_04.jpg"  />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　ねぇ。あそこは大きいですよ。マスターは菅原さんでしょ。一時期、落語会もやってたことがあってね。あそこはいいですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　あんないい音で聴かされたら、家で聴くのがいやになっちゃいますよね（笑）。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　たまんないですよ。ジャズ喫茶の愉しみというのは、そこの音を聴きに行くというのもありますね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　師匠もやっぱりオーディオには凝られてるんですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　かなり好きです。でも今は映像も兼ねた音響設備なので、いずれは音楽は音楽だけ、映像は映像用の音響でって、別にしたいと思ってるんですけど。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　映像と音楽ではスピーカーの特性も変わってきますからね。聴くのはやっぱりレコードですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　やっぱりあのプチプチッていうノイズがたまらないので気合いを入れて聴く時はレコードで。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　全部で何枚くらいあるんですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　それなんですよ。今ね、3万ちょっとになりました。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　3万枚！！</p>

<p><b><span>林家</span></b>　というのが、親戚なんかのちょっとしたコレクターだった人が、レコードを処分したいんだけれどもバラバラになるのも嫌だしお前のところに置いてくれよなんて言われて。いいですよって言ってるうちに。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　そういうのが集まってきて3万枚ってことですか（笑）。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そう。だから<span class="highlight">『ザ・ケルン・コンサート』</span>なんか50枚くらいありますよ（笑）。でもまぁ、壁中に入れられるのでね。今は主にCDですよ。CDも数えてないですけど、1万ちょっとあるかもしれないですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　すごいなぁ。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_05.jpg" alt="『ザ・ケルン・コンサート』キース・ジャレット"  /><span>『ザ・ケルン・コンサート』<br />
キース・ジャレット</div>

          <!-- /div#sommelier_entry_01 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-1.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 前編 Page.2</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-1.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.442</id>

    <published>2009-08-26T02:19:59Z</published>
    <updated>2009-08-26T06:47:47Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 前編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_02.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
前編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_02">
          <img src="/sommelier/img/image_01_06.jpg" />
          <div class="clear"></div>
          <p><b><span>林家</span></b>　今は吉祥寺のディスクユニオンに大野くんという担当の方がいて、いいものがあると情報をくれるんですよ。中古盤を漁ってて知らないのがあると訊いたりね。今、ヨーロッパとかになると訳わかんないじゃないですか。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　名前も覚えづらいし（笑）</p>

<p><b><span>林家</span></b>　で、今は時間もそんなにないので買ってみてガッカリなのはすごくロスだな、と。大野くんは好みも知ってくれてるので、2〜3ヶ月に1度吉祥寺に行ってまとめて買ってきてますね。</p>

<div id="sommelier_title_01">
		  <h4>推理小説をお読みの時におすすめのBGM<br />
『SOLARIUS』ロルフ・キューン・クインテット</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_01 -->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_07.jpg" alt="『SOLARIUS』ロルフ・キューン・クインテット" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>中野</span></b>　それでは本題のジャズソムリエとしておすすめして頂きたいんですが。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。まずは推理小説に相性のいい1枚を。僕、推理小説が好きなんですよ。で、推理小説とジャズはものすごく相性がいいんですね。これは例えばお好み焼きにマヨネーズというか、エビフライにタルタルソースというか。すごい相性がバッチリなんです。で、その中でもいろいろ試したんです。ミッキー・スピレインみたいな判りやすいハードボイルドなものだとなんでも合うんですよ。でも、ちょっと知的で和のものでも洋のものでも合う1枚、という究極のものをという場合には、こちらのものでいかがでしょうか。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">ロルフ・キューン・クインテット</span>の<span class="highlight">『SOLARIUS』</span>ですか。これはまた渋い。長く廃盤で手に入らなかったですよね。最近再発されて、僕はそれで買ったんですよ。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうです。僕は再発の中古で買いました。ロルフ・キューンはクラリネット奏者で、最初はクラリネット？っと乗り気じゃなかったんです。でもこれを買ってたまたま本を読むときに流してたら、本が勝つか音が勝つかというちょうどいい案配で。兄貴のクラリネットが刑事で、弟のピアノの狂気な部分が犯人なんですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　なるほど。ロルフの弟であるピアニストのヨヒアムとの演奏が推理小説のスリルと相性がいんですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ええ。推理小説好きの方にはおすすめのBGMとして是非。狂気の部分といい知的な部分といい、叙情的な部分といい、躍動感といい、すべての意味で私はおすすめです。</p>

<div id="sommelier_title_02">
		  <h4>濃厚なライブを体感したい時にはこの2枚。<br />
『LIVE AT TONIC』クリスチャン・マクブライド<br />
『OUT OF NOWHERE』ジェイムス・カーター</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_02 -->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_08.jpg" alt="『LIVE AT TONIC』クリスチャン・マクブライド 『OUT OF NOWHERE』ジェイムス・カーター"  />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　続いては、ライブに行きてぇなぁっていう時はないですか？しかもブルーノートやコットンクラブなんかのお洒落で美味しいものが出て、というのではなく昔のPIT INNのような、ブラックな人たちが怪しげでゴリゴリにやってるところに行ってみたいけど行けないという、その隙間を埋めてくれるような。そんな鬱憤を晴らしてくれる。しかもものすごくドロドロのGIG。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ああ！<span class="highlight">クリスチャン・マクブライド</span>の<span class="highlight">『LIVE AT TONIC』</span>。これ、いいですね。僕も愛聴盤です。これは3日間夜通しでやったライブを収録した3枚組ですよね。よくこんな濃いライブをずっとやり続けてたなぁと思って（笑）。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　しかも、もの凄く、おかまいなくダラダラやってるじゃないですか（笑）。僕はこういう泥臭いブラックミュージックみたいなのが意外と好きなんですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これを聴いて、無性にニューヨークのこのライブハウスに行ってみたくなりました。でもTONICって、閉店の危機があって有志たちのドネイションで乗り越えてやってたみたいなんですけど、2年前に結局不況の波に飲まれて閉店しちゃったみたいです。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうですか。こじゃれたデートに使うようなところも素敵ですが、末広亭や池袋演芸場で聴く噺の方が面白いし、すずなりで見る芝居の方が面白いんですよね、やっぱり。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　その方が濃密な感じがしますね。本来ジャズはそういうものだし。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。そんな感じを体感したい時におすすめです。それともう1枚、僕の好きな<span class="highlight">ジェイムス・カーター</span>の<span class="highlight">『OUT OF NOWHERE』</span>をおすすめしたいのですが。これはね、ギターの<span class="highlight">ジェイムス・ブラッド・ウルマー</span>と、バリトン・サックス吹きの<span class="highlight">ハミット・ブルーイット</span>とやっててね、もう鮒寿司みたいな（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ははは。こってりとした感じなんですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ジェイムス・カーターはサックス吹きなんですけど、この人も変わり者ですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　日本ではあんまり注目されてないですよね。僕は<span class="highlight">『Jurassic Classics』</span>が好きで。中でも「A列車で行こう」がゴリゴリと吹きまくってて最高なんですよ。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_09.jpg" alt="『Jurassic Classics』ジェイムス・カーター"  /><span>『Jurassic Classics』<br />
ジェイムス・カーター</span></div>

<p><b><span>林家</span></b>　この人は当たり外れが大きいんですけど、僕はものすごく大好きで。日本でもたまに小さなライブで来てたりしますよ。今、デヴィッド・マレイが一般的に認められてますけど、僕はどちらかというとジェイムス派。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　この一枚は持ってないので、僕も早速、手に入れます。</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_02 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 前編 Page.3</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-page3.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.443</id>

    <published>2009-08-26T01:12:26Z</published>
    <updated>2009-08-26T06:47:55Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 前編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_02.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
前編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-1.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_03">
          <img src="/sommelier/img/image_01_10.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_03">
		  <h4>失恋した時、落ち込んだ時にとことん寂しくなりたい方へ。<br />
「TARO'S MOOD」日野皓正</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_03-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_11.jpg" alt="「TARO'S MOOD」日野皓正" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　これはね、この間中古盤でめっけたの。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">日野皓正</span>さんの<span class="highlight">『TARO'S MOOD』</span>ですか。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　当然落語家ですから、高座で納得のいかない時とか番組収録でスベッた時とか（笑）、落ち込むことがありますね。これね、「ALONE ALONE ALONE」っていう曲が入ってるんですよ。タイトルからしてどれだけ独りぼっち？みたいな。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　寂しくなっちゃいますね（笑）。これは36年前の録音なんですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。2枚組なんですけども、ドラムが亡くなった弟さんの<span class="highlight">トコさん（日野元彦）</span>、ピアノは<span class="highlight">益田幹夫</span>さんで、ミュンヘンでのライブなんですよ。</p>
 
<p><b><span>中野</span></b>　落ち込んだ時に癒される感じですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　あ、癒されないです。もうね、絶望の闇の中にうしろから思いっきり（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　追い打ちをかけられるんですね（笑）。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　本当にね、嫌んなりますよ。だからとことん寂しくなりたいなという時に、ぜひ聴いてください。辛みの中に甘みがあるんですよ。だからちょっとした希望も入ってると思うのでいいと思います。泣いてる人に、とことん泣いちゃえという1枚です。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　とことんどん底を味わった後ってちょっと上向きな気分になりますからね。</p>

<div id="sommelier_title_04">
		  <h4>天気のいい休日の出掛ける前に。<br />
『CONTRADICTIONS』クリスチャン・ジェイコブ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_04 -->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_12.jpg" alt="『CONTRADICTIONS』クリスチャン・ジェイコブ"  />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　続いては、元気が出るやつね。昼近くまで寝ていた天気のいい休日の、ブランチに出かける前に聴くのにおすすめしたい、こちらでございます。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">クリスチャン・ジェイコブ</span>の<span class="highlight">『CONTRADICTIONS』</span>。ペトルチアーニのトリビュートものなんですね。</p>

<img src="/sommelier/img/image_01_13.jpg"  />
<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　最近のヨーロッパはきれいなピアノを弾きすぎるんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　澤野工房的な感じですね（笑）</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうです。なんかそのきれいすぎるところがちょっと嫌だったんですが、ところがこれはいいんですよ。<span class="highlight">ミッシェル・ペトルチアーニ</span>の曲ばかりを集めたアルバムでね。ペトルチアーニといえば、最近<span class="highlight">ニールス・ペデルセン</span>と演ってる2枚組（『PETRUCCIANI NHOP』）が出ましたね。あれはものすごくいいですね。</p>

<div class="sommelier_jacket_3"><img src="/sommelier/img/image_01_14.jpg" alt="『PETRUCCIANI NHOP』ミシェル・ペトルシアーニ＆ニルス・ヘニング・オルステッド・ペダーセン"  /><span>『PETRUCCIANI NHOP』<br />
ミシェル・ペトルシアーニ＆ニルス・ヘニング・オルステッド・ペダーセン</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>中野</span></b>　最高ですね。僕個人としては『ライヴ・アット・ブルーノート東京』が一番好きなんです。「カンタービレ」のリフレインを聴くと毎回ぎゅっと胸が締め付けられる。</p>

<div class="sommelier_jacket_3"><img src="/sommelier/img/image_01_15.jpg" alt="『ライヴ・アット・ブルーノート東京』ミシェル・ペトルチアーニ"  /><span>『ライヴ・アット・ブルーノート東京』<br />
ミシェル・ペトルチアーニ</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　<span class="highlight">アンソニー・ジャクソン</span>と<span class="highlight">スティーブ・ガット</span>と演ったやつですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　あのライブの後にペトルチアーニは亡くなったので、そう思って聴くと余計そのリフが意味深く聞こえてきます。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　僕は、ペトルチアーニはピアニストとしてももちろん好きですが、コンポーザーとしても好きなんでございますよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　美しいメロディを書きますよね、僕も同感です。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　で、これは意外と元気が出ますよ。天気もいいし、散歩がてらぶらっとデニーズに行こうかなぁという、その前に。バーミアンでもいいですけどね（笑）。</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_03 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-1.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 前編 Page.4</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.444</id>

    <published>2009-08-26T00:29:14Z</published>
    <updated>2009-08-26T06:48:03Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 前編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_02.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
前編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3.html" title="Page.3">&lt;&lt; Page.3</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sale/2008/09/vol1-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_04">

<div id="sommelier_title_05_">
		  <h4>大人の恋に落ちた時には。<br />
『WHIRLPOOL』ジョン・テイラー</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_05_-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_16.jpg" alt="『WHIRLPOOL』ジョン・テイラー" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　<span class="highlight">ジョン・テイラー</span>という暗いピアニストは知ってます？</p>

<p><b><span>中野</span></b>　はい、知ってます。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ほんと暗いですよね（笑）。これは恋をしてる時におすすめなんです。大人の恋ね。ハッピーなウキウキした時の恋愛じゃなくて、なんかこう人生しょっちゃった感じの恋愛に。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　（笑）。これはもうジャケットからして憂いてますね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。これはもう、失楽してください。官能的な暗さですよ。訳あり恋愛、しょった恋愛。もうたまんないですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　暗いといえば<span class="highlight">マル・ウォルドロン</span>の<span class="highlight">『レフト・アローン』</span>なんかも暗いじゃないですか。それとは比べ物にならないですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　マル・ウォルドロンよりももっと官能的で、しかも切ない。で、一筋の明かりが見えるんですね。これは最初の曲からいいですけども、「アイ・ラブ・ユー・ボギー」が入ってるんですよ。僕はいろんな人の「アイ・ラブ・ユー・ボギー」を聴いてますけども、このピアノトリオはいいなぁって思って。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_17.jpg" alt="『レフト・アローン』マル・ウォルドロン"  /><span>『レフト・アローン』<br />
マル・ウォルドロン</span></div>

<div id="sommelier_title_06">
		  <h4>なんかいいピアノが聴きたいなぁという時に。<br />
『HYMN FOR NOBODY』佐山雅弘</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_06-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_18.jpg" alt="『HYMN FOR NOBODY』佐山雅弘" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　次は王道で行きます。なんかいいピアノが聴きたいなぁという時はないですか。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ありますね。きれいなピアノが聴きたい時。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そんな時におすすめしてる隠れ名盤が<span class="highlight">佐山雅弘</span>さんの<span class="highlight">『HYMN FOR NOBODY』</span>です。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　また、これは隠れてましたね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　佐山先生とは、先生がピアノを弾いて落語をやるという会があって時々ご一緒する方なんですけども。これはこの間下北沢にケラさんの芝居を見に行った時に中古盤でめっけたんです。<span class="highlight">オスカー・ピーターソン</span>の<span class="highlight">「自由への讃歌（HYMN TO FREEDOM ）」</span>という曲がありますね。それが佐山先生が最初に聴いたジャズの曲だというので、このアルバムは「自由への讃歌」への対句のようになってるんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　アンサーソングみたいなことですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうそう。おっしゃるとおりです。で、驚くなかれ、タイトル曲を見てください。この「誰のためでもない讃歌」。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは...。すごいですね。<span class="highlight">忌野清志郎</span>さんがボーカルで入ってる。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうなんです。清志郎さんが「自由への讃歌」のメロディに詩をつけて歌ってるんです。これ聴いた時はね、泣けちゃって、泣けちゃって。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ジャズを歌ってるんですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　もうジャズを超えちゃってますよ。僕はもう清志郎さんの曲の中でどれがいちばん好きかっていうと、これなんです。こういう詩なんですよ。</p>

<img src="/sommelier/img/image_01_19.jpg" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>中野</span></b>　これはすごく聴きたい。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　だからお亡くなりになった時にゾクッとしました。すぐ聴きました、これを。もう涙が止まりませんでした。忌野清志郎さんはいろいろな名曲を出してますけど、たぶんこれを知ってる人はそんなにいないはずですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　そうですよ。清志郎さんのファンですけど、初めて知りました。録音は1994年ですか。知らなかったなぁ。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　これはもちろん佐山先生のピアノもいいですよ。でもとにかく清志郎さんがね、グッときますよ。</p>

<br />
<br />

<p><b><span>▼林家正蔵プロフィール</span></b><br />
1962年 12月1日生まれ、東京都出身。1978年に父親である林家三平に弟子入り。1988年、最年少で真打ちに昇進。2005年に九代目林家正藏を襲名する。ジャズ通で知られ、著書「知識ゼロからのジャズ入門」（幻冬舍）もある。落語会などの詳しいスケジュールは公式HP「<a href="http://www.sanpeido.com/shozo/" title="蔵の塩梅" target="_blank">蔵の塩梅</a>」</p>


          <!-- /div#sommelier_entry_04 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3.html" title="Page.3">&lt;&lt; Page.3</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sale/2008/09/vol1-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 後編 Page.1</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-page1.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.445</id>

    <published>2009-08-25T10:14:32Z</published>
    <updated>2009-08-26T10:45:03Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 後編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_04.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
後編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_01">
          <img src="/sommelier/img/image_01_20.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_07">
		  <h4>行きつけのベーシックなラーメン屋のようなピアノトリオ。<br />
『SPECIAL ALLIANCE』ジョン・バンチ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_07-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_21.jpg" alt="『SPECIAL ALLIANCE』ジョン・バンチ" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　なんかピアノトリオが聴きたいんだけど、今はやれエヴァンス派だ、ヨーロッパの洗練型だ、ジャレットの流れだと手が込みすぎじゃないかなぁと。だけど、そんなに凝らなくていいじゃんって。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　時々ベーシックなものを聴きたくなりますよね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　でしょ。これはね、特に技巧派でもなんでもないんだけど大好きなんです。<span class="highlight">ジョン・バンチ</span>の<span class="highlight">『SPECIAL ALLIANCE』</span>。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは知らないなぁ。白バイ野郎のジョンパンチなら知ってるけど（笑）</p>

<p><b><span>林家</span></b>　まぁこれを見かけてもあんまり手に取らない。ジャケットから外れでしょ？（笑）でも吉祥寺の大野くんがいいからって。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ははは。たしかにこれは手に取らないですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ね。普通はパスですよ。だって名前もジョン・バンチですよ（笑）。でもね、いいんですよ～。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　あんまり奇をてらわずに演奏してる感じなんですか。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうなの。僕は知らない人のレコードを買う時に、どの楽曲を弾いてるかというのをみるんです。<span class="highlight">ウェイン・ショーター</span>の曲をやってるならハズレがないとか、この曲を取りあげる人なら信用できるとか。で、ジョン・バンチは1曲目に僕が好きな<span class="highlight">ハンク・モブレー</span>の曲を持ってきたんですよ。これがまたいいんです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　渋いいところを持ってきますね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　でしょ。特別に超一流ですよというわけではないんですが、行きつけの駅前のラーメン屋さん、という感じの1枚。ふと食べたくなるシンプルで美味しいタンメンのようなね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　振り返ってみるとあそこのラーメンがいちばん好きかもしれないなっていうような感じですね（笑）。</p>

<div id="sommelier_title_08">
		  <h4>テナー・サックスを聴いて元気になりたい時の1枚
『TRANSTIONS』ジョエル・ヘインズ・トリオ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_08-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_22.jpg" alt="『TRANSTIONS』ジョエル・ヘインズ・トリオ" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　今、このサックスを聴けば間違いないというので追っかけてるのが<span class="highlight">シーマス・ブレイク</span>なんです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　今、キテますよね。僕も2枚組の<span class="highlight">『LIVE IN ITALY』</span>は好きですね。</p>

<div class="sommelier_jacket_3"><img src="/sommelier/img/image_01_23.jpg" alt="『LIVE IN ITALY』シーマス・ブレイク"  /><span>『LIVE IN ITALY』<br />
シーマス・ブレイク</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　で、ソムリエとしておすすめしたいのが<span class="highlight">ジョエル・ヘインズ・トリオ『TRANSTIONS』</span>の1曲目。ほかの曲はもう聴かなくてもいいです（笑）。とにかく１曲目！普段はジョエル・ヘインズは買わないですよ。でも大野くんがシーマス・ブレイクが入ってるっていうから。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　１曲だけでテンションが上がっちゃう感じですか？</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうです。テナー・サックスを聴いて元気になりたい時の1枚です。1曲目のためだけに買っても損しません。ぜひおすすめします。</p>


<div id="sommelier_title_09">
		  <h4>ジャズに興味がある女の子にプレゼントする1枚<br />
『A DAY IN HOLLAND』アルヴィン・クィーン＆ダスコ・ゴイコヴィッチ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_09-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_24.jpg" alt="『A DAY IN HOLLAND』アルヴィン・クィーン＆ダスコ・ゴイコヴィッチ" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　次は上司なんかに連れられてコットンクラブとかに行ったことはあって、ちょっと家でもジャズ聴きたいんだけどという女の子にプレゼントするなら、というのを。お酒でもコーヒーでも飲みながら、夜聴くのにいい1枚ですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ははは。なるほどね。<span class="highlight">ゴイコヴィッチ</span>ですか。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ハードバップのいいジャズなんですけども、僕はまずこのジャケットが好きなんです。可愛らしいじゃないですか。女の子にプレゼントするのにいいでしょ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　女の子好きしそうですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ね。しかも<span class="highlight">コルトレーン</span>だ<span class="highlight">マイルス</span>だというのをプレゼントするんだと、ちょっとねという感じじゃないですか。デートに六本木ヒルズに連れて行ってしまうような感じで。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ベタ過ぎる（笑）ゴイコヴィッチだと、ちょっと通な感じもしますもんね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　しかもオシャレなね。だからジャズに興味ある女の子に渡すんだったらこれがいいかなぁと思います。</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_01 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <!-- <a href="#" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a> -->
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page2.html" title="Page.2">Page.2 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 後編 Page.2</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-page2.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.446</id>

    <published>2009-08-25T09:42:18Z</published>
    <updated>2009-08-26T10:44:23Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 後編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_04.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
後編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3-1.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_02">
          <img src="/sommelier/img/image_01_26.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_10">
		  <h4>ジャズ通と思わせる１枚。<br />
『DANISH JAZZMAN 1967』ベント・イェーデッグ</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_10-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_25.jpg" alt="『DANISH JAZZMAN 1967』ベント・イェーデッグ" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　次は、こいつジャズ詳しいんじゃねぇか？って思わせる1枚。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　はったり系ですね（笑）。<span class="highlight">ベント・イェーデッグ</span>の<span class="highlight">『DANISH JAZZMAN 1967』</span>ですか。これ、僕も最近、復刻盤を購入しました。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　この人はデンマークの人ですよ。デンマークの人がアメリカのジャズに憧れて、すごく熱いものを持って、熱い演奏をしてるなっていうハートが伝わってくるんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　まだ聴いてはないんですけど、何やら良さそうな感じがするぞ、と思って買ったんですが、間違ってなかったみたいですね（笑）</p>

<p><b><span>林家</span></b>　内容もそこそこいいですよ。ダスコ・ゴイコヴィッチとか有名人もけっこう参加してるんですよ。「最近聴いて良かったのは？」って聴かれた時に「これ、復刻盤でやっと手に入ったよ、やっぱいいねぇ」っていうとね、ジャズ通だと思わせることできますね。</p>


<div id="sommelier_title_11">
		  <h4>60年代ジャズでいちばんのおすすめ盤<br />
『SCREAMIN' THE BLUES』オリバー・ネルソン</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_11-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_27.jpg" alt="『SCREAMIN' THE BLUES』オリバー・ネルソン" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　ブルーノートとかプレスティッジとかリバーサイドとか、結局60年代でどのジャズが好きなの？って言われた時に、私はこれです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">オリバー・ネルソン</span>の<span class="highlight">『SCREAMIN' THE BLUES』</span>ですか。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　これいいですよ。誰がいいって、エリック・ドルフィー。これはもう、<span class="highlight">エリック・ドルフィー</span>を聴くためにある。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　オリバー・ネルソンの代表作で挙がるのは『ブルースの真実』ですよね。</p>


<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_28.jpg" alt="『ブルースの真実』オリバー・ネルソン"  /><span>『ブルースの真実』<br />
オリバー・ネルソン</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　そうですね。いちばん有名なのはそれなんですけど。『SCREAMIN' THE BLUES』の方は復刻盤が出ても手を出さない人が多いですね。でもこのドルフィーですよ。オリバー・ネルソンのサックスも普通に巧いんですよ。しかしドルフィーの狂気の音の渦といったらまぁ、たまらんですよ。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　じゃあ、ドルフィーの隠れた代表作でもあると。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ええ。もう本当にスクリーミングなドルフィーですよ。これはもう、ぜひぜひ。</p>

<div id="sommelier_title_12">
		  <h4>独り寝の子守唄として最高の1枚。<br />
『THE MIDNIGHT BLUES』ウィントン・マルサリス</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_12 -->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_29.jpg" alt="『THE MIDNIGHT BLUES』ウィントン・マルサリス" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　<span class="highlight">ウィントン・マルサリス</span>を嫌う人って多いんですよね。最近ヘンテコになってきたじゃないですか。ポエム読んだりしてるんでしょ？</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">『HE AND SHE』</span>ですね（笑）。ポエムを飛ばしながら聴きましたけど（笑）。でもいまやジャズ・アット・リンカーン・センターの芸術監督ですからね。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_30.jpg" alt="『HE AND SHE』ウィントン・マルサリス"  /><span>『HE AND SHE』<br />
ウィントン・マルサリス</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　そんなマルサリスの中ではこれ。<span class="highlight">『THE MIDNIGHT BLUES』</span>です。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　『スタンダード・タイム』のVOL.5ですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　そうです。これはね、いろいろ出てる『スタンダード・タイム』の中でも人それぞれ好みがあると思うんですよ。知り合いなんかはセロリアス・モンクの曲をやってるのがいいとかね。でも僕はこれ。理由はね、選曲がいい。またトランペットを吹きたいと思ったのはこれを聴いてからなんです。これはぜひ寝る前に。それも独り寝の時ね。恋人が帰ったとか、かみさんが逃げたとか（笑）。なんかひとりで寂しく寝る時におすすめしたいです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　心の隙間を埋めてくれるトランペット、みたいな。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　はい。僕はこれ、旅のお供ですよ。地方なんかに行く時はけっこう持って行きます。これは聴きました？</p>

<p><b><span>中野</span></b>　はい。マルサリスはデビューから新譜が出る度に聴いちゃってます。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　また選曲がすごいですよ。マルサリスの曲の選び方が、ものすごくいいです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　半端なくジャズに精通してますからね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　この中に「Baby Won't You Please Come Home」っていうのが入ってるんですけれども、うちに戻ってきてくれよっていう。かみさんに逃げられた男のブルースなんですよ。ジャック・ティーガーデンが歌ってたんですけども、これがたまらなくいいですよ。トランペットってこんなに切なく巧く吹けるのかって。掠れた音とかね。本当に独り寝の子守唄としては最高です。</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_02 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page1.html" title="Page.1">&lt;&lt; Page.1</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><a href="/sommelier/2009/08/vol1-page3-1.html" title="Page.3">Page.3 &gt;&gt;</a>
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Vol.1 林家正蔵 後編 Page.3</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/2009/08/vol1-page3-1.html" />
    <id>tag:jazz.nakano-toshinari.com,2009:/sommelier//11.447</id>

    <published>2009-08-25T08:13:41Z</published>
    <updated>2009-08-26T10:45:24Z</updated>

    <summary> 	  	                      ソムリエ 林家正蔵 後編 ...</summary>
    <author>
        <name>nakanotoshinari</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://jazz.nakano-toshinari.com/sommelier/">
        <![CDATA[<div id="sommelier_left_01">
	  	<div id="sommelier_title_vol_01"></div>
        <div id="sommelier_contents_title"><img src="/sommelier/img/title_04.gif" alt="JAZZ SOMMELIER Vo.1" />
            <h3>ソムリエ 林家正蔵<br />
後編</h3>
          <!-- /div#sommelier_contents_title -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page2.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <div class="clear"></div>
        <hr />
        <div id="sommelier_entry_03">
          <img src="/sommelier/img/image_01_32.jpg" />
          <div class="clear"></div>

<div id="sommelier_title_13">
		  <h4>ブルーノートで何がお好きですか？と訊かれたら。<br />
『NIGHT DREAMER』ウェイン・ショーター</h4>
		  <!-- /div#sommelier_title_13-->
		  </div>

<img src="/sommelier/img/image_01_31.jpg" alt="『NIGHT DREAMER』ウェイン・ショーター" />

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　最後にもう1枚。これはブルーノートで何がお好きですか？って訊かれた時のために。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　<span class="highlight">ウェイン・ショーター</span>って、もう76歳なのに今も現役バリバリですよね。しかもずっとアグレッシブ。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ですね。中でも<span class="highlight">『NIGHT DREAMER』</span>はものすごくいいですね。「Black Nile 」も入ってるし。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　これは超名盤ですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　でね、3曲目に入ってる「Virgo」なんですよ。バラッドの中で何が好きかって言われたら「Virgo」。ものすごく切ないですよ。恋をしてる切なさが溢れんばかりで。ブルーノートといえば<span class="highlight">『ソウル・ステーション』</span>だ<span class="highlight">『ロール・コール』</span>だといろんな名盤がある中で、最終的に1枚だけしか持ってちゃだめって言われたら、これ。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_33.jpg" alt="『ソウル・ステーション』ハンク・モブレイ"  /><span>『ソウル・ステーション』<br />
ハンク・モブレイ</span></div>

<div class="clear"></div>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_34.jpg" alt="『ロール・コール』ハンク・モブレイ"  /><span>『ロール・コール』<br />
ハンク・モブレイ</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>中野</span></b>　ウェイン・ショーターはまだまだジャズを進化させようと新しくカルテットを結成したりして、若いの世代からもカリスマ視されてますね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ねぇ。<span class="highlight">ハービー・ハンコック</span>とこの人はもうカリスマでしょ。</p>

<br />

<h3>ジャズソムリエとしてのセレクトを終えて</h3>

<p><b><span>林家</span></b>　本当はね、まだまだ紙袋3つ分くらい持ってきたいものはあったんですよ。<span class="highlight">ジェフ・テイン・ワッツ</span>だけでそろえて持ってこようかと思ったり。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　あぁ、最新作の<span class="highlight">『WATTS』</span>は最高ですね。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_35.jpg" alt="『WATTS』ジェフ・テイン・ワッツ"  /><span>『WATTS』<br />
ジェフ・テイン・ワッツ</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　いいですねぇ。<span class="highlight">テレンス・ブランチャード</span>と、<span class="highlight">ブランフォード・マルサリス</span>が参加してるやつね。ジェフ・テイン・ワッツが、僕好きで。風神雷神の雷神様みたいじゃないですか（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　ジェフ・テイン・ワッツはブランフォードの新譜（<span class="highlight">『METAMORPHOSEN』</span>）でもかなりいいですね。</p>

<div class="sommelier_jacket"><img src="/sommelier/img/image_01_36.jpg" alt="『METAMORPHOSEN』ブランフォード・マルサリス"  /><span>『METAMORPHOSEN』<br />
ブランフォード・マルサリス</span></div>

<div class="clear"></div>

<p><b><span>林家</span></b>　ああ、あの緑色のジャケの。僕はあのピアニストが好きなんですよ。ジョーイ・カルデラッツォ。ブルーノートに来た時は全公演行きたかったくらいで。結局1回だけ行けなかったんですけど、あとは全部見ました。泣くんですよ、僕。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　カルデラッツォはきれいな旋律を弾きますよね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　いいですね。でも僕ね、今誰をライバルにしたいかって思ったら、ブランフォード・マルサリスなんです。年代もたぶん一緒で、今のジャズをやろうっていう感じがあって、彼なりの解釈でコルトレーンの「至上の愛」をやったじゃないですか。そういうのが、古典落語をやりながらも今の古典落語でいたいっていう僕の思いと重なるんですね。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　なるほど。よくジャズはフォービートでなきゃいけないみたいに凝り固まってる人がいますけど、僕も今が感じられるものでないとただの懐古趣味なだけで、つまらないと思います。そういった意味でもブランフォードは好きですね。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　ブランフォードはお兄ちゃんで、ウィントンが弟でしょ？うちにも弟がいるから、その辺の微妙な関係もね（笑）。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　でも選曲してもらうとおもしろいですね。自ずと傾向が出でくる。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　こうやって並べると、結局根暗なアルバムが多いなぁ。ジャズ好きは、根暗が多いです。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　多いですね（笑）。</p>

<p><b><span>林家</span></b>　明るいジャズ好きって僕、信用できないんです。意固地、頑固、へそ曲がり。卑屈。そんなのじゃないと。あははは。</p>

<p><b><span>中野</span></b>　そもそもそういうタイプが好きになっちゃうジャンルなんですよね（笑）。</p>
<br />
<br />

<p><b><span>▼林家正蔵プロフィール</span></b><br />
1962年 12月1日生まれ、東京都出身。1978年に父親である林家三平に弟子入り。1988年、最年少で真打ちに昇進。2005年に九代目林家正藏を襲名する。ジャズ通で知られ、著書「知識ゼロからのジャズ入門」（幻冬舍）もある。落語会などの詳しいスケジュールは公式HP「<a href="http://www.sanpeido.com/shozo/" title="蔵の塩梅" target="_blank">蔵の塩梅</a>」</p>

          <!-- /div#sommelier_entry_03 -->
          <div class="clear"></div>
        </div>
        <div id="sommelier_paginate">
          <div id="sommelier_paginate_left">
            <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page2.html" title="Page.2">&lt;&lt; Page.2</a>
            <!-- /div#sommelier_paginate_left -->
          </div>
          <div id="sommelier_paginate_right"><!-- <a href="/sommelier/2009/08/vol1-page4.html" title="Page.4">Page.4 &gt;&gt;</a> -->
              <!-- /div#sommelier_paginate_right -->
          </div>
          <!-- /div#sommelier_paginate -->
        </div>
        <!-- /div#sommelier_left_01 -->
      </div>]]>
        
    </content>
</entry>

</feed>

