グループ


141.ODD LOGIK『Modern Authenticity』

819.jpgジャズをやる人たちの座組というのは、演劇界のそれと似通っていて、どこかの劇団に所属していながら他の劇団に客演もするし、プロデュース公演にも参加するし、気が合う連中が集まって劇団とは別にユニットを組んだりもする。他のジャンルに比べてその自由度は高い。その"所属に固執しない"感じが自分の性に合っていて、考えてみれば放送作家という職業もかなりフレキシブルな職業だ。コレもユニット的なグループ。グレッチェン・パーラトが参加してるというだけで、何の予備知識も無しに購入した一枚なのだが、どのジャンルにもハマらない感じが気に入った。あえて言えば、新世代のファンクジャズといった感じか。グレッチェンは10曲中8曲でボーカル担当。このバンドをコンテンポラリーなものにしてるのは紛れもなく彼女の歌声だ。これだけで買う価値あり。

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133.SF JAZZ COLLECTIVE LIVE 2009 6th ANNUAL CONCERT TOUR

JZ090930-02.jpgSF JAZZ COLLECTIVE、2009年版。メンバーはジョー・ロヴァーノ(ts)、ミゲル・ゼノン(as)、デイヴ・ダグラス(tp)、ロビン・ユーバンクス(tb)という蒼々たる管楽器陣に、リニー・ロスネス(p)、マット・ペンマン(b)、エリック・ハーランド(ds)。何という豪華な面々。さらに毎年、ジャズレジェンドたちの一人をクローズアップしているが、今年は大好きなピアニストの一人、マッコイ・タイナー。内容はとにかくホーン・セクションが熱い(厚い)。アンサンブルによって没個性になることもなく、各自がゴリゴリと前に出てきて圧倒的な演奏を聴かせる。リニーも所々マッコイを意識したタッチを聞かせニヤリとさせる。ハーランドのノリも最高。過去、05年版、06年版、07年版、08版とどれもハズレ無しだったが、今回も大当たり。

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087.MEDESKI MARTIN & WOOD『TONIC』

31P1NBVT37L._SL500_AA240_.jpg.jpegクリスチャン・マクブライドのライブ盤を紹介した際に言及した伝説のライブハウス、トニック繋がりでこんなアルバムを。メデスキ・マーティン&ウッドの1999年に同ライブハウスで行われたライブ盤。ジョン・メデスキはこの時、一切、キーボードを使わずアコースティックピアノを演奏しているのだが、現在のM・M&Wに通じるアヴァンギャルドな世界観は既に顕在。かと思えば、ファンキー&ハードバップ的なところもあって幅の広さを見せつける。加えて、ビリー・マーティンの力強いドラム、そしてクリス・ウッドの強靱なベース、このアコースティックなM・M&Wも個人的にはかなりツボ。

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069.CHICK COREA & JOHN McLAUGHLIN『FIVE PEACE BAND LIVE』

22c9a1909fa0b48f4d78f110.L.jpg今年、これを超えるライブを体験できるんだろうか。チック・コリアとジョン・マクラフリン(間違って変換を押したら「枕不倫」と出た)の双頭プロデュース、ファイブ・ピース・バンドをブルーノート東京で観た。アンコール含めて全4曲一時間半強、ずっと興奮しっぱなし。とにかくメンツが凄い。ピアノのチックとギターのマクラフリンの両巨頭に加え、テナーはケニー・ギャレット、ベースがクリスチャン・マクブライド、そしてドラムがブライアン・ブレイドという天才揃い。今のジャズファンならこの顔ぶれを見て、興奮しない訳がない。会場に入ると超満員。一月に行ったパットメセニーライブを遙かに超える客の入り。臨時の自由席が通路に作られ、遅れて入った自分はその席に座る。が、席の悪さなど気にならない程に会場が一体となって大盛り上がり。チックの懐の深い演奏、マクラフリンの超絶ギターテク、それを上回るマクブライドのベーステク、ギャレットの壮絶なブロウ、そして何よりも目と耳を奪われたのが、今、最も注目しているドラマー、ブライアン・ブレイドの天才的プレイ。その5人のスーパープレイが渾然一体となった演奏は筆舌に尽くし難い。あまりに凄くて演奏を聴きながら笑ってしまった程だ。終演後、控え室に戻るチック、ギャレット、そしてブライアン・ブレイドと握手。通路の臨時席がもたらした幸運。歴史に残るジャズメンに文字通り、触れることが出来て感激。先に発売されたこのアルバムにも今回のライブに負けず劣らずな内容。ここではドラムがオリジナルメンバーのヴィニー・カリウタだが、個人的には臨時参戦のブライアン・ブレイドの方が圧倒的に好み。

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