今日とジャズ

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061〜070


070.MICHEL PETRUCCIANI『TRIO IN TOKYO』

51FzfoMduWL._SL500_AA240_.jpgミッシェル・ペトルチアーニの最後のライブ盤となった『TRIO IN TOKYO』が24ビットにリマスタリングされて再発。このアルバムは大好きな一枚なので、つい購入。新たに収録された「A列車で行こう」も他の演奏と遜色ないが、やはり6曲目の「カンタービレ」を超えない。約1分近く同じフレーズを繰り返し弾き続けるところで、いつものように涙腺が弛む。何度聴いても胸を打つ演奏だ。

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069.CHICK COREA & JOHN McLAUGHLIN『FIVE PEACE BAND LIVE』

22c9a1909fa0b48f4d78f110.L.jpg今年、これを超えるライブを体験できるんだろうか。チック・コリアとジョン・マクラフリン(間違って変換を押したら「枕不倫」と出た)の双頭プロデュース、ファイブ・ピース・バンドをブルーノート東京で観た。アンコール含めて全4曲一時間半強、ずっと興奮しっぱなし。とにかくメンツが凄い。ピアノのチックとギターのマクラフリンの両巨頭に加え、テナーはケニー・ギャレット、ベースがクリスチャン・マクブライド、そしてドラムがブライアン・ブレイドという天才揃い。今のジャズファンならこの顔ぶれを見て、興奮しない訳がない。会場に入ると超満員。一月に行ったパットメセニーライブを遙かに超える客の入り。臨時の自由席が通路に作られ、遅れて入った自分はその席に座る。が、席の悪さなど気にならない程に会場が一体となって大盛り上がり。チックの懐の深い演奏、マクラフリンの超絶ギターテク、それを上回るマクブライドのベーステク、ギャレットの壮絶なブロウ、そして何よりも目と耳を奪われたのが、今、最も注目しているドラマー、ブライアン・ブレイドの天才的プレイ。その5人のスーパープレイが渾然一体となった演奏は筆舌に尽くし難い。あまりに凄くて演奏を聴きながら笑ってしまった程だ。終演後、控え室に戻るチック、ギャレット、そしてブライアン・ブレイドと握手。通路の臨時席がもたらした幸運。歴史に残るジャズメンに文字通り、触れることが出来て感激。先に発売されたこのアルバムにも今回のライブに負けず劣らずな内容。ここではドラムがオリジナルメンバーのヴィニー・カリウタだが、個人的には臨時参戦のブライアン・ブレイドの方が圧倒的に好み。

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068.Gretchen Parlato『Gretchen Parlato』

P1110001.jpgあまり、ボサノバは好んで聴く方ではない。ナチュラルを気取ったカフェなどで流れているのは決まってボサノバだ。何かっていうと自然素材にこだわり、エコだ、ワタシらしい生き方だ、自然体で生きる、みたいなことを口にするような人たちが日曜の午後、日射しがまぶしい窓辺でハーブティーを飲みながら聴いてるのが、ボサノバだ。もの凄い偏見だけど。でも、このグレッチェン・パーラトを聴いて、そんな偏見を持っていた自分の愚かさを猛省。ボサノバを歌っているというだけでこんな逸材をスルーしていたとは、なんという過失。2004年のモンクコンペティションで優勝した新進気鋭のボーカリスト。先日、『JAZZ FOR SALE』で対談している四浦さんから「この歌手は要チェック」と薦められ、ならばとコットンクラブで初来日ライブを鑑賞。まんまとハマってしまった。マイクに声を丁寧に注ぎ込むようにして歌う彼女。聴く者を静かに興奮させる。この感じ、どこかで体験したことがあると思って記憶を探ってみたら、ブライアン・ブレイドだった。いずれも聴く者の心を鷲掴みにする卓越した技術とクールな歌心をもつ。彼女のレパートリーは幅広く、ボサノバに限らず(歌手を目指すキッカケがジョアンジルベルトだったらしい)、ビョークやショーターなどのナンバーもさらりと歌いこなす。ネットで調べてみると、彼女はパーカッションも学んでいたようで、歌いながらさりげに叩く変拍子の手拍子が印象に残った。今後、きっと追い続けることになるだろうボーカリストの1人。

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067.zo'loka?trio『Yo nunca te vi』

2009012801230000.jpgピアノ、チェロ、そしてボーカルというアルゼンチンの変則トリオ。世にスタンダードのカバーは数あれど、これはそのどの作品にも似ていない、独特な解釈で再構築されたスタンダード曲集。とにかく、強烈なオリジナリティ。癖のあるアレンジばかりだが、個人的には聴いた瞬間、心酔してしまった。特に「Fly Me To The Moon」「Honeysuckle Rose」がイイ。保守的なジャズファンやビギナーには薦められない一枚。けど、最高。にしても、このトリオ、名前に「?」をつけてるのが驚きだ。「ソー・ロカ?トリオ」と読むらしい。で、アルバムの邦題は『ハニーサックル・ローズ』。変わったジャズが聴いてみたい方にはおススメ。

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066.McCOY TYNER TRIO『GUITARS』

2009012700390000.jpg実に面白い企画である。ピアニストのレジェンド、マッコイ・タイナーと5人の腕利きギタリストたちとのセッション。マーク・リボー、ジョン・スコフィールド、ベラ・フレック、デレク・トラックス、ビル・フリゼール。ある意味、歴史に残る豪華なギタリスト・カタログでもある。プロデューサーのジョン・スナイダー(ジャズ・レーベル「アーチスト・ハウス」発足人!)のこの突飛なアイディアが、歴史に残る化学反応を生み出した。選曲も、個人的に最も好きな『THE REAL McCOY』からのナンバーが多くて嬉しい。

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