今日とジャズ

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11.03.14『gismonti pascoal / hamilton de holanda & andre mehmari』

gismonti pascoal.jpg▽東日本巨大地震でテレビ業界も未曾有の事態に陥っている。収録中止、放送未定、企画変更...などを余儀なくされ、日々状況が変化。もう四半世紀テレビ業界に関わっているが、ここまでの事態は初。イチ放送作家の自分としてはただただ静観するしかない訳だが▽震災が起きて初の月曜日。ムードもいつもと違う。手応えがないというか。今、世の中に必要とされていないことを考えることの虚しさに違いないが、近い将来、きっと笑いが必要になる。笑うと元気が出る。それって人間の生理として備わっていることなんだと思う。元気だから笑えるのではなく、笑うと元気が出る。観る人を想定した仕事。最近、見失いつつあったが、今後しばらくは明確に想定できる▽笑いと同様、音楽も欠かせない。その昔、『電波少年』で坂本ちゃんとケイコ先生が何ヶ月もの監禁生活(あの番組は本当にそれを強いていたからスゴイ)の中で久しぶりに大ファンの槇原敬之『遠く遠く』を聴いた時に号泣したことがあった。その様子を見て激しく感動しながら、音楽が与える影響ってすごいのだと知ったのだ▽そして本日、感動的な作品が届いた。雑誌『JAZZ JAPAN』でレビュアーを務める柳樂光隆さんからTwitter経由で知らされた一枚。柳樂さんもその作品のあまりの良さに人に伝えずにはいられなかったようで、その静かな興奮に即座にネット注文。『gismonti pascoal / hamilton de holanda & andre mehmari』というデュオ作品。初めて聴くプレイヤーで不勉強ながらその存在も知らなかったが、2人の超絶技巧に呻らされた。その技巧がきちんと世界を構築する手段として機能している。バンドリン奏者、アミルトン・ヂ・オランダとピアニスト、アンドレ・メーマリ。ブラジル音楽とジャズとの融合。緻密な掛け合いにより、デュオとは思えない音の厚みと広がりがあり、何といっても演奏がとても美しい(美メロという意味ではなく)。個人的名盤に登録。



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