いやぁ、引っ越しやら番組の改編期やらで忙殺されていて長らく更新が滞っていた。これからこまめに更新していこうと思う。さて、滞っていたといえば、ジェイソンモランの新譜も随分と滞っていた。実に4年ぶりのリーダー作。最近出たポール・モチアンの新譜でも緊張感あるプレイを聴くことが出来るが、やはりモランはリーダー作が聴いてみたいピアニストの一人。ディスクユニオン新宿店で目にした途端、試聴もせずに迷うことなく購入してしまった。たとえ駄作だとしてもこのピアニストの歴史に立ち会っておこうという覚悟が自分にはある。はたしてモランの新作は実に傑作だった。タイトルの『TEN』は自身のトリオ「ザ・バンドワゴン」(ベース・タラス・マティーン、ドラム・ナシート・ウェイツ)結成10周年を意味するようだが、長年培った阿吽のインタープレイとスリリングな演奏に、相変わらずの複雑なリズムと構成にも関わらず、ぐいぐい引き込まれ、すっかり聴き入ってしまった。まさしくジャズの現在を体現するアーティスト。必聴だ。