ジャズをやる人たちの座組というのは、演劇界のそれと似通っていて、どこかの劇団に所属していながら他の劇団に客演もするし、プロデュース公演にも参加するし、気が合う連中が集まって劇団とは別にユニットを組んだりもする。他のジャンルに比べてその自由度は高い。その"所属に固執しない"感じが自分の性に合っていて、考えてみれば放送作家という職業もかなりフレキシブルな職業だ。コレもユニット的なグループ。グレッチェン・パーラトが参加してるというだけで、何の予備知識も無しに購入した一枚なのだが、どのジャンルにもハマらない感じが気に入った。あえて言えば、新世代のファンクジャズといった感じか。グレッチェンは10曲中8曲でボーカル担当。このバンドをコンテンポラリーなものにしてるのは紛れもなく彼女の歌声だ。これだけで買う価値あり。