今日とジャズ

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115.上原ひろみ『PLACE TO BE』

51R6IFG-iIL.jpg東京国際フォーラムで開催された『東京JAZZ』で上原ひろみさんのライヴを鑑賞。神がかりな指さばきで奏でるソロピアノ。すべての音の音色が粒立っているのにも驚くしその音数の多さにも驚く。「シーツ・オブ・サウンド」と称されたのはコルトレーンだが、彼女の細密な点描画のような音世界はそれを凌駕する。関係ないが、MC中に会場にいた子供が唐突に「ダメ」と声を発し、それに対し素早く「ダメ?」と反応した彼女。その"間"は紛れもない一流芸人の"間"と同じで、会場もその"間"に笑わされていたが、そんなところにも天才に備わる本質を突くタイム感が顕れてるように思う。終演後、バックステージでご本人に挨拶。あの凄まじい演奏からは想像できない穏やかでおっとりとした人柄だが、放つオーラはやはり凄まじいものがある。この初のソロアルバムは彼女によれば二十代の終わりにまとめたマイルストーン的な作品らしい。今後、三十代の終わり、四十代の終わり、と10年毎のありのままの姿をソロというカタチでリリースしていきたいと話しているが、そういった意味でも必聴盤、いや必携盤だ。



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