ブルーノート東京で、ジョシュア・レッドマンのライブを観た。ルーベン・ロジャース(b)&グレゴリー・ハッチンソン(ds)とのサックス・トリオ。正直、ラリー&ブライアンとのトリオが観たかったのだが、思いの外、ハッチンソンのドラムが凄くて、興奮。勿論、ジョシュアの静かに熱い演奏も鳥肌モノ。ションベンを我慢する小学生みたいに、時折、足踏みしながら吹くジョシュアの姿が印象的だった。前作『BACK EAST』から始まったピアノレストリオだが、今作はこの二人の他に、ラリー・グレナディア(b)&ブライアン・ブレイド(ds)も参加して、ダブル・ベース&ダブル・ドラムで複雑なリズム・セクションを繰り広げるという意欲作。その昔、オーネット・コールマンが『FREE JAZZ』の中で、ダブル・カルテット(!)というハチャメチャな試みを行ったことがあった。左右のスピーカーから同時に別々の演奏を聴かせる、まさにフリージャズの極み。ジョシュアのこの作品はそこまでアヴィンギャルドではないが、試みは十分実験性に飛んでいて興味深い。