今日とジャズ

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050.THE BAD PLUS『FOR ALL I CARE』

2008120823360000.jpg鎌倉FMというマイナーな放送局でジャズの選曲をするようになってもう二年近く経つ。基本的にはどんな曲をかけてもいいのだが、自分で勝手にルール化しているのは、「リスナーのことを考えた選曲はしない」ということ、「その時、自分の琴線に触れたものを選ぶ」という、この二点。そうじゃないとおそらくそのうち選曲するのが苦になるからだ。そんな傲慢なセレクトなのに、意外に好評だと言うから嬉しい。で、今月はTHE BAD PLUSの新譜『FOR ALL I CARE』の中から、フレイミング・リップスのカバー曲「FEELING YOURSELF DISINTEGRATE」。同フレーズを何度も繰り返しながらバッキングと共に壮大に訴えかけるボーカルは胸を打つ。歌うのは、Wendy Lewis。不勉強ながら初めて聴く歌手だったが、彼女の芯のある力強い歌声に一発でやられてしまった。その前に、BAD PLUSがまさかボーカルアルバムをリリースするとは思ってもみなかった。何故なら、一番、歌手のバッキングに向かないピアノトリオだと思っていたから。でも、Wendy Lewisとの化学反応で予期せぬ傑作に。カバーアルバムという一面もあって、ニルヴァーナ「リチウム」、ビージーズ「愛はきらめきの中に」、ハート「バラクーダ」などを演ってたりする。日本盤だけに、ボーナストラックとしてデビッドリンチの映画でも有名な「ブルーベルベッド」が収録。それが聴きたいがために後発の国内盤を買い直してしまった。またしてもレコード会社の策略にはまった。アホだ。



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