先月発売されたソニーロリンズのライブ名演集『ロードショーvol.1』を聴いていて、どういう訳か無性にこのアルバムを聴き直したくなった。ピアノやギターのソロアルバムはよくあるが、これは前代未聞のテナーサックスのソロアルバム。今から20数年前にニューヨーク近代美術館の庭園につくられたステージで行われたワンマンソロライブなのだが、驚くのはこの時、ロリンズは55歳だったってこと。55歳って。そんな歳で"56分03秒"も延々テナーを吹き続ける体力と想像力があるのがすごい。レコードで発売された時は物理的にそのソロはA面とB面で分断されていたが、CDでは当然のことながらそれはなく、曲目欄にはただ一曲「Soloscope」とだけ表示される。あらためて見ると、なるほど、含蓄あるタイトルだ。