前作『TO THE LITTLE RADIO』を聴いて気に入ったノルウェーのヘルゲ・リエン・トリオ。前回はスタンダード集(とは言っても日本のレーベルにありがちな売れ線を狙ったベタな選曲ではなく、どちらかといえばキースジャレットのスタンダード選びの考え方に近いかも)だったが、今回は全編オリジナル曲。このトリオならではの絶妙なバランスで展開されるインタープレイ。北欧らしいリリカルな演奏の中にピンと張り詰めたスリリングさが潜んでいて、まさに森林の中に漂う空気のように、どこか緊張感があるのだ。