現在、「アヴィシャイ・コーエン」という同姓同名のジャズミュージシャンは2人いる。1人はチック・コリアのトリオに参加してたりするベーシスト(ちなみに彼のトリオ最新作はコチラ)。そしてもう1人が彼。よりによって同時代に同ジャンルで名前が被っているというのは珍事に違いないが、本人的にもそのことを自虐的に捉えてこの「The Trumpet Player」というタイトルをつけたのかもしれない。こうなったら、もう1人のコーエンも「The Bass Player」という名のアルバムを出してくれると笑うが、別に笑いを追求してる人たちでもないのでそれは無理か。で、この作品。他にあまり類を見ないトランペット・トリオ。ブラッド・メルドー・トリオでも鋭い演奏を聴かせるジェフ・バラードとベースのジョン・サリヴァンと共に繰り広げるインプロの応酬が実にスリリング。現代ジャズ・トランペットの堂々たる名盤。[2003 Fresh Sound Records]