一番好きなジャズボーカルアルバムを挙げろと言われると返答に困ってしまうが、一番聴いたアルバムとなると即答出来る。サラ・ボーンのこの一枚だ。高2の時に新譜がリリースされて以来、年に10回は聴いているので少なくとも250回以上は聴いてるはず。何度聴いても、しばらくするとまた聴きたくなる。いい音楽とそうでないものの違いは、「もう一度聴きたくなるか否か」と定義付けしていた音楽家がいたが、そういった意味では超弩級の大名盤だ。ちなみに一番買ったアルバムもコレ。国内盤&輸入盤LP(音が違うのだ)、国内盤&輸入盤CD(同じく音が違う)、さらに新たにマスタリングされれば必ず買い直しているのでレコード会社からすればいいカモである。今、聴いているのはDSDマスタリングされた一枚。何枚買っても後悔しない完璧盤。なかでもスキャットだけで歌い切った「枯葉」はとにかくスゴイ。これを超えるスキャットには未だ出会っていない。個人的には「I DID'NT KNOW WHAT TIME IT WAS」「THAT'S ALL」「IN LOVE IN VAIN」あたりもフェバリットナンバー。[1982年録音・PABLO]