今日とジャズ

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021.BILL CROW Quartet 『FROM BIRDLAND TO BROADWAY』

021.jpg職人肌のベーシスト、ビル・クロウ。村上春樹氏のライナーノーツ(ビルの著書『さよならバードランド』の翻訳を担当)で初めて知ったが、長いキャリアの割には、96年に録音されたこの作品が初のリーダー作らしい。本来、ベースは縁の下の力持ち的存在なのでフューチャーされることも少ないのだが、実はベーシストの堅実なアシストがあってこそ、他の楽器のソロパートが締まるのだ。そういった意味で、この燻し銀なベーシストは場づくりが巧い。リーダー作を聴いて改めてそう思う。しかも控え目なソロを聴いてると根っからサポート体質なんだろうと思う。そんなビル・クロウの初リーダー作を録音するなんて、ヴィーナスレコードはやはりツボを心得てる。関係ないが、ニューヨークに行った際、このアルバムタイトルに倣って実際にバードランドから(リッチー・バイラーク・トリオの演奏を聴き終えて)ブロードウェイまで歩いてみた。思いの外、近くて拍子抜けした。



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