今日とジャズ

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101〜110


110.Christian Mcbride『Gettin' To It』

200.jpgNYの伝説のライヴハウス、トニックで行われた濃密なライブ盤も大好きな一枚だが、このデビュー作も時折引っ張り出して聴く名盤だ。"90年代のポール・チェンバース"と称されたマクブライド。この時点でもう既に貫禄あるテクニシャン。さらに、ロイ・ハーグローブ、ジョシュア・レッドマン、サイラス・チェスナットら、現代ジャズを牽引するメンツが参加。8月下旬に丸の内コットンクラブでライヴがある。今から楽しみ。先月出た新譜も聴き込んで準備万端で臨まねば。

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109.Chris Potter Underground『ultrahang』

70726f647563742f323937613033376435612e6a70670032353000.png待ちに待ったクリスポッターの新譜。昨年夏にNYのヴィレッジヴァンガードで、ベースレスのこのメンツの生演奏を体験してるので、クールに熱いあの感じが聴いてると甦る。クレイグ・テイボーンのアグレッシヴなフェンダーローズ、乾いた音で絡みつくアダム・ロジャースのギター、地味ながら手堅いドラミングでサポートに徹したネイト・スミス...その中にポッターのパワフルかつ繊細なテナーがぶち込まれる。ライヴ盤だった前作『FOLLOW THE RED LINE』も臨場感がバリバリで凄かったが、今回もそれを凌ぐ出来。NYの今の音を体感すべし。

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108.The Roy Hargrove Quintet『Earfood』

uccm1148.jpg近年のロイの活動は多岐に渡っていて、「RHファクター」でHIP HOPに取り組んだかと思えば、ビッグバンドを結成したりと多才。そんな彼が久々に真正面からジャズと取り組んだ作品でこれがかなりの好盤。この新作を引っ提げたライヴを6月25日にブルーノート東京で見たが、素晴らしいステージだった。同ライヴハウスでビッグバンドも見たが、その時のロイはプレイヤーというよりはコンポーザーで、やはり個人的にはこのクインテットでの演奏の方が好みだ。ロイのクレバーなソロはやはり美しい。またピアノのジェラルド・クレイトンも実に聴かせる。

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107.JOHN PIZZARELLI『DEAR MR.COLE』

41QZ9TQC53L._SL500_AA240_.jpg丸の内のコットンクラブでジョン・ピザレリのライブ鑑賞(09.6.17)。構えることなくリラックスしながらギター&ボーカルを堪能。中でもアメリカの有名歌手をモノマネしながらのメドレーがとても楽しく。ブルース・スプリングスティーン、ビーチボーイズ、ビリー・ジョエル、ルー・リード、フランク・シナトラなどなど。特にビリー・ホリディの歌マネはツボを突いてて思わず声を出して笑ってしまった。実にショーマンシップ溢れるステージング。そんなピザレリのステージに通じるポップな一枚がコレ。タイトル『ティア・ミスター・コール』から、つい名作曲家のコール・ポーターを連想してしまうが、ナット・キング・コールのことらしい。ギターとピアノ、ベースというドラムレスの構成はナット・キング・コール・トリオと同じ。こちらのピアノはベニー・グリーン、ベースはクリスチャン・マクブライド。文句無しの名手。選曲もナット・キング・コールが好んで取り上げた有名スタンダードばかり。ざっと挙げると...「On the Sunny Side of the Street」「Route66」「L.O.V.E」「Unforgetable」「It's Only a Paper Moon」「Honeysuckle Rose」等々...って全18曲がどれも名曲!ビギナーがスタンダードを覚えるのに最適な一枚かも。ちなみに、このジョン・ピザレリ。7弦ギターの名手であるバッキー・ピザレリを父に持ち、姉もジャズ・ギタリスト。やっぱり、環境が才能を育てるのだ。

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106.Tal Farlow『The Swinging Guitar』

e6ba24e368095e0d1af0aec1e68ec3da.jpg小川隆夫氏の『必聴!JAZZ101〜演奏の舞台裏をジャズマンに聞く』が面白い。有名ジャズミュージシャンたちが自身の作品について語った貴重な裏話の数々。どれも歴史的名盤ばかりなので実に興味深い。ジャズマンと広く交流のある小川氏しか出来ない偉業(己の主観を押し付けるだけの保守的老人のジャズガイド本と比べるとその価値は雲泥の差)だ。時々これを読みながら過去の名盤を引っ張り出して聴き直しているのだが、このタル・ファーロウ『スウィンギング・ギター』はおそらく十数年ぶりに聴いた。こんなに素晴らしいアルバムだったとは。いや、初めて聴いた当時も同じように思っていたのだ。けれど忘れてしまっていた。勿体ない。パーカッシプで、スウィンギーな超絶ギターテク。残念ながらそんな天才は数える程度しかリーダー作を残していない。ま、ジャズガイド本同様、数多く出せばいいってもんじゃないんだけど。ジャズギターの必聴盤。1957年録音。

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